数学徘徊記

自由な数学ブログ。

2018JJMO本選模試

ついに、、2018JJMO本選模試、、公開しました!!!

近年のJJMOの傾向を研究し、海外の数学オリンピックの問題から問題を選びました。

問題

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Dropbox:
www.dropbox.com

出典:

  1. Canada MO 2004-1
  2. IZhO 2015-1
  3. Iran MO 2nd 2013-4
  4. ITAMO 2011-5
  5. 出典不明

近年の傾向について

JJMOの本選は5題4時間、すべて記述式です。
例年、1番から5番の順に簡単な順に並んでいるようですが、絶対にそうなわけではないので、参考程度に思ったほうがいいです。
特にJJMOの場合顕著です。たとえば2017年のJJMOは、いつも激ムズのはずの5番に割と簡単な幾何問題が出ています。

では傾向を見ていきましょう。
代数:A、整数論:N、幾何:G、組合せ:C であらわしています。
2つの文字の場合、それは融合問題です。

'09 '10 '11 '12 '13 '14 '15 '16 '17
1 N CG G G A N G G C
2 G N N N CA A A C N
3 C A G C N G C A A
4 A G N G G C G G A
5 G C C C C N CG C G

こんな感じです(ミスがあったらごめんなさい。)

JJMOはまだまだ出来立ての大会なので、最初のほうは手探り状態でしょうか。
それをふまえて、傾向を見ていくこととします。

まず、2011年は例外ですが、1~4問目にC分野が出ていることがわかります。今年も出るでしょう。5番の難問として出る率も高いと思われます。
また近年、A分野の問題がよく出題されているようです(とくに2017年は2問も!)。今年は1~2番目に出る可能性が高いと思われます。わりとダークホース的に5番目にAが出るかもしれません。
G分野は毎年出ています。今年も出るんじゃないですか(適当)
N分野は、2017年で2年ぶりに出たようです。今年は出るのかわかりませんが、3~4番目に出てもおかしくないのかなあと思います。

というわけで、今年の予想はこれです。

'18 (予想)
1 A (C)
2 C (A)
3 G (N)
4 N (G)
5 C (A)

(かっこ外は本命、内は対抗)

これを踏まえて、AoPSから問題を引っ張り出してきました。
5番の「出典不明」っていう問題は、学校の先生が教えてくれた問題です。何かの本から引っ張り出した問題のようですが、その本がわからないので、誰かわかる人がいたら教えてください。